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  • 執筆者の写真nekogumi

猫のお葬式

ペットの葬儀社があるということを知らなかったので、それまでは市内のクリーンセンター(ゴミ処理場)のペットの火葬サービスを利用していました。


最近の犬や猫は長生きをするようになりましたので、1度利用したら、次は何年後になるかというようなものですよね。


しばらくぶりに市のサイトを見てみたら「クリーンセンターでは動物の遺体を動物専用火葬炉で火葬しており、他の一般ごみと一緒に処理することはありません。また、残ったお骨や灰は、クリーンセンターの敷地内にある納骨堂に納めます。」と書いてありました。


以前見た時はなかったような…。ペットの飼育数も増え、問い合わせも増えたのかなと想像します。


浦安市のクリーンセンターでは遺骨の返還を行っていないので、遺骨の返還を望む場合は、民間の業者に依頼することになります。


ある時、大森ペット霊堂さんを見学させていただく機会があり、伺いました。その時に初めてペットの霊堂が存在することや、多くの方が亡くなったペットを納められていることを知りました。


ハムスターのような寿命の短い動物は、代々の複数のご位牌やお骨が納められており、本当に大切にされているのだなと感動したものです。


それ以後、自分もそうしようと思いました。


猫組の猫は昨年22歳のお婆さん猫が、そして先日19歳のお爺さん猫が天寿を全うしました。こちらの2頭は「個別一任葬」でお願いし、お骨はパウダー状態にしていただき、返骨をしていただきました。


「個別一任葬」というのは、スタッフの方が動物を個別で火葬し骨壷に納めて返骨してくださいます。自宅まで遺体を預かりに来てくださり、火葬場で火葬し、骨壷に納め、自宅までお骨をお届けいただきました。


他には「立会葬儀」という人のお葬式とほぼ同じように、火葬まで立ち会い、火葬が終わったらお骨を拾って骨壷に納めるプランや、「合同葬」という他の動物と一緒に火葬するプランもあります。


私が「個別一任葬」を選択した理由は、動物の保護活動をされている大森ペット霊堂さんのスタッフさんでしたら、安心してお願いすることができるからです。


最近では、車を改造して、車内で火葬をしてくださる業者さんもいらっしゃるので、そういったところにお願いするのも良いかもしれません。私は保護猫カフェの店長時代に一度移動火葬車で火葬をお願いしたことがありますが、火葬が終わるまではお店で待機することになるので、保護猫カフェのスタッフやボランティアさんも集まりやすいですし、それはそれで良かったです。


火葬に入る前に見送る場所が車の荷台になるので、屋外になる事が多く、通行人の方の目が少々気になってはしまいますが…


また、お骨をパウダー状にしていただいたのは、どこかで散骨をしたいと思ったからです。まだどこがベストなのかわからないですが、他の生き物の糧となるような所に散骨できたらなと思っています。


「命の花プロジェクト」というのを聞いたことがあるでしょうか。青森県立三本木農業高校がはじめた活動で、殺処分された動物たちの骨を土に混ぜて花を咲かせています。滝川クリステルさんが訪問された時の記事がありました。→命の花プロジェクト


この活動の動画を見て、肥料にするにしても骨は砕かなければならないことを学びました。自分は葬儀社さんに粉骨をお願いしましたが、自らの手で泣きながら骨を細かくしている生徒さんたちは、感心するばかりです。そしてそのような骨がなくなる社会にしたいと強く思いました。


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