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  • 執筆者の写真nekogumi

システムトイレ派からノーマルトイレ派に鞍替えした理由

更新日:2022年2月1日



猫トイレは大きく分けるとシステムトイレとノーマルトイレに分類される。


ノーマルトイレという名称は、ある雑誌に書かれていたのだが、その呼び名が普及しているかどうかは定かではない。


なので、システムトイレとそれ以外、と分類するほうが良いかもしれない。


俺か、俺以外か。


実は当方はシステムトイレ派だったのだが、最近ノーマルトイレ派に鞍替えした。


システムトイレの一番の利点は、ペットシーツに落ちた尿の色を確認できることである。血尿や薄い尿の「色」はシステムトイレでないとわからない。ノーマルトイレ以外で使う固まる猫砂では、色の変化を見抜くという事は難易度がかなり高い。


と思っていた。


ところが、当方の猫のうち1頭が血尿であることが判明してしまった。システムトイレを使っていたので、血尿が出たらすぐに分かるという自信を持っていたのだが、その猫の血尿は見た目では分からないレベルのものだった。


見た目に赤いものを肉眼的血尿、見た目は赤くないけど顕微鏡で見ると血尿だと分かるものを顕微鏡的血尿と言うらしい。


顕微鏡的血尿はウリエースKcなどの尿検査の試験紙でも陽性が出るので、気になる方はお使いいただくと良いと思う。ウリエースKcについてはこちら→おしっこが赤くなくても血尿!


「血尿=赤いおしっこ」だからペットシーツを使うのさ!だからシステムトイレなんだよ!と思っていたので、保護猫カフェの店長時代には多くの方にそのように説明をしてしまっていた。赤くならない血尿があるという事を知った時は、まぁまぁショックを受けた。


「システムトイレだと血尿がすぐわかる」とご説明させていただいてしまったみなさま、申し訳ございません…。ここで訂正をさせていただきます。


なんだ…


システムトイレであろうがノーマルトイレであろうが、分からないものは分からないじゃないか…


というわけでノーマルトイレも使うようになったのだが、これが掃除がとても楽なのであった。


システムトイレのスノコは割れて小さくなってしまった猫砂が詰まっていたり、便が詰まっていたりして、硬めのブラシなどで刺すようにしながら洗わなければならない。ゴシゴシやっているうちにけっこう飛沫が飛び散ったりもするので、洗うのにも気を使うのだ。


スノコは常に尿が付着している状態になるので臭いもすごい。洗うのをサボれば臭いが洗っただけでは取れなくなる。ハイター浸けにすれば臭いは取れるのだが、浴槽にハイター薄め液を作ってドブ漬けにするか、大きなビニール袋を使うか、いずれにせよ結構面倒なものなのである。


ノーマルトイレは尿が常に付着していることはないので、システムトイレのスノコのように臭いが付いてどうしようもなく臭くなることはない。洗うのはスポンジでもOKだし、ハイター浸けにしたい場合も、ハイター薄め液を入れれば良い。


昔は固まる猫砂があんまり固まらなかったり、すぐに臭くなったりしていたが、最近は猫砂も優秀な商品がたくさんあり、トイレをきれいな状態に保つことができるようになった。


そんなわけですっかりノーマルトイレ派になってしまったのである。


システムトイレでもノーマルトイレでも、顕微鏡的血尿は分からない。システムトイレ派でもノーマルトイレ派でも定期的に検査をすることは必要である。


人馴れしていない猫で近づくと逃げてしまうような場合は、システムトイレを使用し、下に落ちた尿を採取するか、採尿シートを使うと良い。


病気が悪化しないうちに見つかり、大切な相棒となるべく長く一緒にいることができますように🙏

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